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2016-01-05

ハーブのちょっとカラダに良い話

中医学では、『冬』はカラダが栄養を蓄える季節だと考えられています。

 

その栄養はカラダのどこに蓄えているのでしょう・・・

 

それは『腎』です。

 

人は『腎』に2つのエネルギーを蓄えています。


1つは、生まれてくるときに両親から譲り受けたエネルギー。先天の精といいます。

そして、もう1つは生まれてから日々食事をし、その食事を消化吸収することで生み出したエネルギー。これを後天の精といいます。

先天の精(第1のエネルギー)は後天の精(第2のエネルギー)に絶えずエネルギーを補充してもらって、エネルギーを作り出し補給して蓄えています。

人は日々活動することでエネルギーを消費していますね。


毎日の食事で、活動するのに十分なエネルギーを作り出す栄養を摂れなかったり、

また胃や腸が弱っていて食べたものを十分に消化吸収できないと、

第2のエネルギーが減っていきます。

第2のエネルギーの蓄えがなくなると・・・

親からもらった第1のエネルギーを使って活動をしていきます。

第1のエネルギーは最後の砦。

第1のエネルギーを使い減ってきてしまうと、カラダに十分なエネルギーが行き渡らなくなります。

それでそれぞれの臓器に不調が出てくるのです。

なので、第1のエネルギーの貯えが減らないように、日々栄養を摂って『腎』にエネルギーを補給することが大事なんですよ。

特に冬は気候が寒く、水は凍り、自然や動物たちは冬眠状態となりますよね。

人間のカラダも同じで、次に来る春に向けてカラダの中の臓器がキチンと働くように『腎』にエネルギーを蓄えようとするんですよ。

なので、冬には栄養をしっかりと摂ってエネルギーを蓄えてくださいね。

 

ハーブには、栄養豊富なものがあるんですよ。

 
・ネトル
・ワイルドストロベリー
・マテ
・マルベリー             など
 
 
ハーブを上手にカラダに取り入れて、栄養補給をしてくださいね。

元気な春を迎えるために!

昨日は、カラダに栄養を蓄えてくれる『腎』についてお話ししました。

今日は、『腎』についてもう少し書いてみますね。

 

中医学的にいう『腎』は現代医学の『腎臓』とは働きなどが少し違っています。

エネルギーを蓄える『腎』

この『腎の気(エネルギー)』は

 

ホルモンを作り出すので成長・発育・生殖を促進する
・脳や骨を充実させる髄を作りだす
・カラダの『水』の巡りを支配する
全身の『気』の根本として『気』の巡りを支配している

 

『腎』のエネルギーってとても大切だとわかりますね。

 

『気(エネルギー)』は、食べたもので作られます。

 

なので、カラダが栄養を蓄えようとする冬には
たっぷりと『腎』のための栄養を摂る必要があるんですよ。

 

 

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