ハーブのちょっとカラダに良い話
中医学では、『冬』はカラダが栄養を蓄える季節だと考えられています。
その栄養はカラダのどこに蓄えているのでしょう・・・
それは『腎』です。
人は『腎』に2つのエネルギーを蓄えています。
1つは、生まれてくるときに両親から譲り受けたエネルギー。先天の精といいます。
そして、もう1つは生まれてから日々食事をし、その食事を消化吸収することで生み出したエネルギー。これを後天の精といいます。
先天の精(第1のエネルギー)は後天の精(第2のエネルギー)に絶えずエネルギーを補充してもらって、エネルギーを作り出し補給して蓄えています。
人は日々活動することでエネルギーを消費していますね。
毎日の食事で、活動するのに十分なエネルギーを作り出す栄養を摂れなかったり、
また胃や腸が弱っていて食べたものを十分に消化吸収できないと、
第2のエネルギーが減っていきます。
第2のエネルギーの蓄えがなくなると・・・
親からもらった第1のエネルギーを使って活動をしていきます。
第1のエネルギーは最後の砦。
第1のエネルギーを使い減ってきてしまうと、カラダに十分なエネルギーが行き渡らなくなります。
それでそれぞれの臓器に不調が出てくるのです。
なので、第1のエネルギーの貯えが減らないように、日々栄養を摂って『腎』にエネルギーを補給することが大事なんですよ。
特に冬は気候が寒く、水は凍り、自然や動物たちは冬眠状態となりますよね。
人間のカラダも同じで、次に来る春に向けてカラダの中の臓器がキチンと働くように『腎』にエネルギーを蓄えようとするんですよ。
なので、冬には栄養をしっかりと摂ってエネルギーを蓄えてくださいね。
ハーブには、栄養豊富なものがあるんですよ。
元気な春を迎えるために!
昨日は、カラダに栄養を蓄えてくれる『腎』についてお話ししました。
今日は、『腎』についてもう少し書いてみますね。
中医学的にいう『腎』は現代医学の『腎臓』とは働きなどが少し違っています。
エネルギーを蓄える『腎』
この『腎の気(エネルギー)』は
・ホルモンを作り出すので成長・発育・生殖を促進する
・脳や骨を充実させる髄を作りだす
・カラダの『水』の巡りを支配する
・全身の『気』の根本として『気』の巡りを支配している
『腎』のエネルギーってとても大切だとわかりますね。
『気(エネルギー)』は、食べたもので作られます。
なので、カラダが栄養を蓄えようとする冬には
たっぷりと『腎』のための栄養を摂る必要があるんですよ。
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